2025/12/08
vol.18 住み始めてからの安心を支える、アフターメンテナンス
家づくりは、お引き渡しで完結するものではありません。
むしろ、そこから始まる暮らしに寄り添っていくことが、工務店にとっての本当の責任です。
ひかり工務店でアフターメンテナンスを担当している前川は、そんな“暮らしのその後”を支える現場に長年立ち続けています。
不具合の対応だけでなく、お客様の不安を整理し、安心につなげることを大切にしています。
今回は、彼のこれまでの道のりと、アフターの仕事に込めている思いを聞きました。
異業種から建築業界へ
前川の経歴は、建築業界一筋というわけではありません。
20代は料理の世界で働き、26歳のときには飲食店を持つ立場に。
その後、不動産業界へ誘いがあり、そこから建築の世界に踏み込むことになりました。
「家って、規模も責任も大きい。でもそれが面白かったですね。」
不動産営業だけではなく、現場にも立ち、土地も見て、建物も見て、30代前半は幅広い経験を積んだ時期でした。
そして、ある現場での偶然の出会いから、ひかり工務店との縁がつながっていきます。
仕事で関わっていたスタッフから声をかけられ、お客様をご紹介し、そのまま “仕事を一緒にしないか” と誘われ、注文住宅の営業として働くことに。
営業として約17年間、多くのお客様と接し、家づくりのプロセスを経験しました。
しかし、彼のフィールドが移っていったのは、営業ではなく “アフターメンテナンス” の仕事でした。


アフターメンテナンス担当としてひかり工務店へ
2018年頃、「アフターを任せたい」という言葉を受けて、ひかり工務店へ入社。入社当初から、アフターやリフォームの仕事が中心でした。
「営業も楽しかったけど、自分の性格を考えたら、
困ってるお客様のところに行って、安心してもらうのが一番しっくりきたんです。」
アフターメンテナンスは、修理すれば終わりという単純な仕事ではありません。
原因究明、応急処置、今後の見通しの説明、専門業者との調整。そして何より、お客様の“安心材料”をいち早く届けることが求められます。
「すぐに直せるか直せないかよりも、どれだけ早くお客様の不安を取り除けるか。そこに一番重きを置いています。」
技術ももちろんですが、“技術”よりも先に“安心”を届ける意識。これが彼が大切にしている軸です。
やりがいは「表情が変わる瞬間」
アフターの仕事では、緊急度が高く、不安を抱えたお客様と向き合うことが多くあります。
不具合そのものではなく、「この先どうしたらいいのか分からない」という気持ちが不安を増幅させます。
「不安そうな顔で出てこられたお客様が、話していくうちに落ち着いていく。その表情の変化が一番嬉しいですね。」
帰り際にお土産をいただいたり、手紙を渡されたりすることもあるそうです。そんなときは、これまでの経験が無駄ではなかったと実感できると話します。
「必要とされている場所があるから、続けてこられたんだと思います。」
長年の積み重ねが、前川自身の仕事観を形づくってきました。


“お客様主義”という真っ直ぐな軸。
前川には、仕事を選ぶ際の大きな理想やキャリア志向はありません。
むしろ、自然な流れの中で仕事が変わり、人とのつながりによって役割が広がってきたタイプといいます。
だからこそ、一つだけ変わらず持ち続けている軸があります。
「お客様を大切にすること。
自分を信用して任せてくれた人に対しては、できる限りのことをしたい。」
誠実にやりきる。その姿勢が、お客様の安心につながると考えています。
「人事を尽くして天命を待つ。昔からそれを大事にしてます。」
誠実で、必要なときにすぐ動く。そのスタンスが、多くのお客様の安心につながり、信頼を生み続けています。
“困ったらすぐ相談できる存在でありたい”
最後に、今後のアフターメンテナンスについて聞きました。
「家は必ず変化します。だから困ったときに相談できる会社であることが一番大事です。」
家は住み始めてからこそ、気づくこと、発生することがあります。その際に“頼れる存在”がいることが、安心して暮らすための大きな支えになります。
さらに、アフターの未来についてもこう語ります。
「次にアフターを担当する人が、前向きに楽しく働ける環境だといいですね。」
技術はもちろんのこと、お客様の気持ちに寄り添う姿勢が求められる仕事だからこそ、そうした環境づくりも大切にしたいと語っていました。

アフターメンテナンスは、暮らしの安心を支える重要な役割です。
前川が積み重ねてきた経験と誠実な対応は、ひかり工務店の家づくりに確かな価値をもたらしています。
“困ったときにすぐ頼れる存在がいる”。その安心を、これからも届けられるように。
次回のコンテンツは12/22(月)、今年を振り返る2025年最後の記事です。どうぞお楽しみに。

