2025/12/22
vol.19 2025年の終わりに ー 18のインタビューが映したひかり
2025年から始まった、ひかり工務店のコンテンツシリーズ。
この一年で公開したインタビュー記事は18本になりました。
営業、設計、現場監督、企画、家具、代表の言葉、それぞれの仕事観や価値観が積み重なり、
チームとしての“ひかり”が自然と浮かび上がってきました。
この記事では、そんな18の記事を改めて順にたどりながら、この一年をふり返っていきます。
内容をたっぷり詰め込んだ記事になっておりますので、年末のゆっくりした時間に、まとめて読んでいただくのもおすすめです。
vol.1|ひかり工務店の「ブランディングチーム」
記念すべき初回は、ひかり工務店の「ブランディングチーム」を取り上げました。
ブランディングチームは、営業・設計・コーディネーター・広報など各部署からメンバーが集まり、お客様が触れるすべての体験を“ひかり工務店らしく”整えていくための取り組みをしているチームです。
ロゴや広告といった表面的な表現だけでなく、来店時の空間の印象、スリッパの履き心地、空気清浄機のデザイン、打ち合わせスペースに置く雑誌のラインナップまで──。
一見すると細やかに見える要素ひとつひとつが、「ひかりらしさ」の輪郭をつくっていることを紹介しました。
ブランドは特定の誰かがつくるものではなく、日々の業務の中で生まれる視点や気づきを持ち寄りながら育てていくもの。
このチームの活動を通して、そんな姿勢が少しでも伝わっていたら幸いです。
vol.2|「本質を捉えたデザインと、未来を見据えた建築」
vol.2では、統括マネージャー原田が語る「本質を捉えたデザイン」について取り上げました。
デザインは無から生まれるのではなく、旅先での体験や景観への気づきなど、日々の蓄積が創造の源になること。
流行や表層だけを追うのではなく、その背景にある思想や文化的な文脈まで理解したうえで、独自の視点を加えていくこと。
そんな“ものの見方”が、ひかり工務店の空間を形づくっていることが語られています。


また、ひかり工務店の設計思想の中心にある「自然との呼応」がどのように空間へ落とし込まれているかも印象的でした。
緑の取り込み方、窓からの景色、光の入れ方、外部とのつながり。
都市部でも自然を感じられるように工夫する姿勢は、単なるデザイン手法ではなく“暮らしへの考え方”として語られています。
さらに、住宅だけでなく、店舗やホテルなど新しい領域へデザインを広げていく構想にも触れ、「形ではなく思想でつくる」という原田の視点が今後のひかり工務店の広がりを示す回でした。
vol.3|設計士濱田の、人生を変えた本
vol.3では、設計士・濱田が影響を受けた本を紹介しました。
本は「人生の道しるべになる存在」と語る濱田は、3〜4冊のリクエストに対して50冊以上を持参。
建築家の思想に触れる専門書から、星野道夫の『旅をする木』まで、ジャンルを越えた読書が彼の価値観や設計の根底を支えていることが伝わる回でした。
安藤忠雄氏の建築に感銘を受け進路を変えた経験や、言葉から“もうひとつの時間”を意識するようになったエピソードなど、本との出会いが濱田という設計士の視点をどのように育ててきたのかを垣間見る内容となっています。
彼の設計に流れる思考の奥行きを感じられる記事でした。
🔗vol.3の記事はこちら


vol.4|暮らしと向き合う人の、静かなこだわりとベストバイ
vol.4では、インテリアコーディネーターと現場監督の3名に、自分の暮らしを豊かにした“ベストバイ”を紹介してもらいました。
家づくりに携わる人のこだわりは、派手さよりも、“日々の暮らしに何を大事に置くか”という視点にあり、それがそれぞれの選ぶ道具にも表れています。
寺下は長く大切に履くローファーから“持ち物を絞る心地よさ”を語り、
足立は無垢材のローテーブルを通して“手をかける暮らし”の魅力を話し、
野田はジョージ・ネルソンのアイクロックに“遊び心のある空間づくり”を見出していました。
三者三様の選び方ではありながら、ものへの向き合い方が、そのまま家づくりの姿勢につながっていることを感じられる回になっています。
vol.5|建築を愛するふたりが語る、“記憶に残る場所”
vol.5では、設計士・冨脇と吉田が「記憶に残る建築」について語り合った回でした。
冨脇は「道の駅ましこ」との出会いをきっかけに、建築が風景や人の営みに寄り添う存在であることに気づき、
吉田はスリランカのバワ建築の体験から、“建築が自然の特別さを引き出す”という感覚に強く心を動かされたといいます。
ふたりは異なる道から設計に進みながら、どちらも「誰かの記憶に残る場所をつくりたい」という思いを大切にしていることが印象的でした。

vol.6|“住まい手”になった設計士の挑戦
vol.6では、設計士・原田が“自ら住まい手になる”という挑戦を語りました。
自然に寄り添う暮らしを求めて見つけた市街化調整区域の土地。
人工物の見えない風景をつくるための設計や、山の連なりを切り取る窓の配置など、これまでの思想を自邸という形で丁寧に実践していく姿が印象的でした。
家族との時間が家づくりの原動力になったことや、自邸だからこそ素材や構成に挑戦できたこと。
“暮らし手としての実感”が、設計士としての原田の視点をさらに深めていることが伝わってくる回でした。
この自邸はすでに完成しており、施工事例としてもご覧いただけます。
ぜひ、原田の思想がどのように形になったのか、実際の住まいで触れてみてください。
vol.7|「ブランドを、15秒に込めるということ」ー映画広告までの道のり
vol.7では、TOHOシネマズ梅田で上映されている“15秒の映画広告”ができるまでを取り上げました。
企画部が中心となり、脚本・ナレーション・動き・光・衣装・カットのひとつひとつまで検証を重ねながら、「ひかり工務店らしさ」をどう15秒に宿すかを探り続けたプロジェクトでした。
季節を待って撮影に踏み切った判断や、秒単位でのリハーサル、誰にも気づかれない細部の積み重ねなど、
ブランドの軸を守りながら届けることの難しさと魅力が丁寧に綴られています。
ふと映画館で出会った誰かの記憶に、そっと残るような映像を目指す。
そんな“ひかり工務店の外への表現”の在り方が見える回となりました。


vol.8|街に惹かれ、住まいをつくった。谷町マンションモデルプロジェクト
vol.8では、大阪・谷町を舞台にしたマンションモデルプロジェクトを取り上げました。
街の空気を読み込み、暮らす人の価値観に寄り添う“柔らかい余白”を持った住まいをつくるために、営業・設計・企画・現場監督がひとつのチームとなって挑んだプロジェクトです。
街へ軽やかに出ていける“OUT POST”というコンセプト、
そして「暮らしをどう描けるか」を軸にした設計など、街と住まいの関係に新しい視点を投げかける内容となりました。
チームならではの視点の違いをすり合わせながら、“ここで過ごす日常”まで想像できる空間を目指したのが、このモデルの核。
谷町という街をより好きになってもらえるような住まいをつくりたい──そんな想いが形になっています。
このマンションモデルはすでに完成し、現在公開中です。
谷町での暮らしがどんな風景になるのか、実際の空間で感じていただけます。ぜひ、見学もお気軽にお越しください。
vol.9|設計士・小森の歩んだ道と、これから
vol.9では、設計士・小森の歩みと、彼が手がけてきた住まいに宿る“人へのまなざし”を紹介しました。
迷いながら進んだ高校時代、専門学校・現場での経験、手仕事に触れた日々──。
その積み重ねが「人に喜んでもらえることが一番うれしい」という、彼の設計の軸をつくっています。
正直さを大切にし、お客様との関係を“特別な住まいを一緒に育てていく時間”として捉える姿勢は、江坂・千里丘のマンションリノベモデルにも確かな形となって現れています。
それぞれの住まいに漂う、静かであたたかな空気は、まっすぐに向き合う小森という人物そのもの。
彼が設計を担当した江坂・千里丘モデルも、現在公開・見学受付中です。
小森の視点がどのように空間へ落とし込まれているのか、実際の住まいで感じていただけます。


vol.10|“感覚”で選び、“実感”で続けた営業という道
vol.10では、営業部マネージャー高井の歩みと、彼を支えてきた「感覚を信じる力」について取り上げました。
夢や明確な目標ではなく、「今この人のために何ができるか」を問い続けてきた22年の営業人生。
成果が出ず迷った時期や、学びを与えてくれた出会い、習慣として続けてきた読書──。
そうした積み重ねが、飾らず誠実な今の高井を形づくっています。
直感で選び、実感で確かめ、また目の前の誰かに向き合う。
彼の言葉の端々にある“理由はいらない、自分の感覚を信じる”という姿勢は、住宅営業という仕事に、人としてのあたたかさをもたらしていると感じられました。
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vol.11|建築が好きだからこそ生まれた、お客様に寄り添う営業スタイル
vol.11では、ひかり工務店の“コンセプトメイキング”という考え方がどのように生まれ、どんな価値を生んできたのかを、八十八(やそはち)の歩みを通して取り上げました。
幼いころから住まいに心を寄せてきた彼女が、建築に向き合う中で辿り着いたのは、“希望を聞くだけでは、本当の住まいはつくれない” という気づき。
言葉の奥にある価値観や、日々の小さな好みを丁寧にすくい上げ、それを未来の暮らしに結びつけていく──。
この姿勢が、ひかり工務店らしい提案の核となり、今では部署を横断して共有される大切なプロセスへと成長しました。
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vol.12|光を受け継ぎ、未来を描くー代表が語る企業理念刷新に込められた想い
vol.12では、今期刷新されたひかり工務店のミッション・ビジョンについて、代表の言葉を通してその背景を辿りました。
10年以上受け継がれてきた理念を、否定ではなく“継承と進化”として整え直した今回の更新。
小さなチームで始まった頃から大切にしてきた「誰かの笑顔に向き合うこと」を軸にしながら、その視点を“お客様”から“地域”へ、そして“共に働く仲間の成長”へと広げていく——。
新たな言葉の奥には、建築で人と人・地域と社会をつなぎ、ひかり工務店という場所が、これからも成長し続けるための確かな意思が込められています。
過去を塗り替えるのではなく、積み重ねた歩みに次の視野を重ねた一篇です。
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vol.13|楽しさを原動力に、現場を走り続ける
vol.13では、十数年にわたり現場を支えてきた現場監督・牝小路(ひんこうじ)の歩みを辿りました。
29歳で未経験から建築の世界に飛び込み、130棟を超える現場をまとめてきた彼の原動力は、「難しいほど楽しい」「現場が好き」というまっすぐな感情。
ゼロから家が形になっていく過程に心を奪われ、細部の納まりにこだわり、職人への敬意を欠かさず、ひとつの現場を“チームでつなぐ作品”として見つめてきた姿勢には、揺るぎない誠実さが宿っています。
迷いの多かった20代から、ようやく出会えた「好きな仕事」。
その喜びとワクワクを胸に、今日も変わらず現場に立ち続ける牝小路の物語です。
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vol.14|住み手の快適に寄り添う、ひかり工務店のパッシブデザイン
自然エネルギーを活かす──そんな言葉だけでは掴みづらい設計手法を、数字・シミュレーション・根拠をもとに“暮らしの快適さ”へ落とし込むプロセス。
その裏側には、住む人一人ひとりの生活習慣や価値観まで丁寧に読み取りながら、性能と意匠の最適なバランスを探る、武本の繊細な設計思想があります。
日照シミュレーションで陽の入り方を読み解くこと。窓の配置に理由を持たせること。高性能な部材よりも“適材適所の組み合わせ”を見極めること──。
暮らし方に寄り添った快適性をつくるために、ひかり工務店が大切にしている姿勢を、そのまま言葉にしたような内容です。
「一生に一度の家づくりを、誇れるものにしたい」
その想いとともに、パッシブとデザインをより高い次元で両立させるための、設計士・武本の探求を紹介しています。
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vol.15|若手職人が語る、“つくる”ということ
vol.15では、家具づくりを担う若手職人・三宅に、ものづくりと向き合う日々を聞きました。
図面には描けない“わずかな差”と対話しながら、素材の癖を読み、手の感覚を頼りに仕上げていく──。
初めて木と向き合った中学生の技術の授業。先輩の背中を追いながら覚えたミリ単位の感覚。搬入の苦労の先にある“ピタッと納まる”瞬間の高揚。静かな現場に混じる仲間の笑い声。
そのどれもが、彼の「つくる」という仕事を形づくっているかけがえのない日常です。
若い職人が、自分の技術と感覚を信じながら歩む道のり。その手の中に育ちつつある誠実なものづくりを紹介しています。
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vol.16|心地良さを形にした、“働く”と“迎える”ためのオフィス
vol.16では、ひかり工務店の“ふたつのオフィス”を取り上げました。
スタッフが働く場所であり、お客様を迎える場所でもある「服部OFFICE」と「曽根OFFICE」。どちらも、単なる事務所ではなく、ひかり工務店の思想そのものを表現した建築です。
服部OFFICEでは、道路より床を下げ、地面や植栽を間近に感じられる“地面に近づく設計”を採用。
一方の曽根OFFICEは、三方を建物に囲まれた敷地条件を逆手に取り、“内に自然を取り込む設計”へ。
設計を手がけた原田が一貫して大切にしてきたのは、建築を通して「心が動く体験」を生むこと。光や風、緑の気配がふと感じられる場所でこそ、会話が進み、仕事が整い、訪れた人の心がほどけていく——。
そんな“ひかり工務店らしい建築のあり方”が、この2つのオフィスには静かに息づいています。
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vol.17|住む人のために、”余白”を残すという選択
vol.17では、インテリアコーディネーター・佐々木の「空間を整える視点」をインタビューしました。
落ち着いた話しぶりの奥に確かな芯があり、お客様の言葉を丁寧に受けとめる姿が印象的な佐々木。
興味の原点は、学生時代に衣装を縫いながら感じた“創る”という手の感覚だったといいます。
彼女が大切にしているのは、設計士が描いた空間の骨格に、暮らしの“温度”をそっと添えること。
素材の組み合わせや光の入り方を見極めながら、「やりすぎない」「余白を残す」という視点で、住む人の“好き”が育つ空間を形にしています。
“創ること”から始まった感性が、いま「暮らしの余白を整える仕事」へとつながっていく。
そんな彼女の仕事への情熱を、インタビューを通して掘り下げました。
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vol.18|住み始めてからの安心を支える、アフターメンテナンス
vol.18では、アフターメンテナンスを担う前川の「安心を届ける仕事」を取り上げました。
料理の世界から、不動産、営業、そしてアフターへ。
異業種を経てたどり着いたのは、“困ったときに頼られる場所にいたい”という、揺るがない思いでした。
前川が大切にしているのは、修理の技術そのものよりも、お客様の不安をいち早く取り除くこと。
状況を整理し、原因と今後の流れを丁寧に伝えることで、表情がすっと穏やかに変わる——
その瞬間こそ、この仕事のやりがいだと語ります。
住まいは、引き渡して終わりではありません。
変化し続ける暮らしの中で、“困ったらすぐ相談できる存在であること”。
その誠実な姿勢が、ひかり工務店の家づくりの大切な柱になっています。
「2025年、どんな一年でしたか?」
2025年もあと少しで終わりを迎えます。
ひかり工務店の一年を振り返る中で、18本のインタビューに宿った考え方や姿勢に、私自身があらためて励まされるような場面がありました。
家をつくることの、その背景にある仕事や想いは、目に見える以上に多くの人の手と時間が重なってできています。
そんな“ひかりの内側”に触れていただくことで、読んでくださる方の暮らしの中にも、何か小さな余韻が残っていれば嬉しく思います。
2025年、ひかり工務店と関わってくださったすべての方へ。
今年も一年、本当にありがとうございました。
来年も、ひかり工務店をどうぞよろしくお願いいたします。

